「【結婚指輪の選び方】ジルコニア~ジルコニウム~ジルコン？何が違うの？」何が違うの？

ジルコニウム~ジルコニア~ジルコンの違いを一言で言うと

「結婚指輪を探していますが、ジルコニア？ジルコニウム？ジルコン？

似ているので混乱してます？？」

というお尋ね時々頂きますので、まず最初にお答えしておきますね。

・【ジルコニウム】~元素記号＜Zr＞

⇒レアメタルの一種で、純ジルコニウムが結婚指輪の素材に

使われます。

Zirconium, crystal bar 99,97%【ジルコニウム　素材】

・【ジルコニア】~元素記号＜ZrO2＞

ジルコニウムの酸化物・・・要は人工石です。

【スワロフスキー人工石/Swarovski artificial stone】

・【ジルコン】~元素記号＜ZrSIO4＞

⇒天然宝石。和名を「風信子石/ひやしんすせき」硬度6.5から7.5

12月の誕生石

ジルコニア~ジルコニウム~ジルコンの違いをもう少し詳しく

｜ジルコニアについて

ダイヤに似た良く輝く人工石として、アクセサリーの分野で多く見かけるのが＜ジルコニア＞
中でもさらに硬度をあげる加工をしているのが＜キュービック・ジルコニア＞

【Cubic Zirconia　キュービックジルコニア】
略して＜CZ＞と表記され
「スワロフスキー社」でおなじみのキラキラ輝く人工石でおなじみですね。

ジルコニアとジルコンの違い

＜ジルコニア＞と＜ジルコン＞は名前が似ていて、しかもどちらも良く輝く石。
用途もダイヤの代用に使われることが多いため、けっこう混同して使用されてる感があります。
ホワイト（無色）のジルコンが輝きの良さから、ダイヤの代用として使われたこともあることから、
こちらも良くダイヤの代わりに使われる
「ジルコニア（キュービック・ジルコニア）」とごっちゃになっていく歴史もあったのではと、
思います。

基本的な区別として
＜ジルコニア＞⇒人工石
＜ジルコン＞⇒天然宝石
ココポイントです。

「じゃあジルコニア＆ジルコンと＜ジルコニウム＞の違いはなに~？？」

基本的な区別として
＜ジルコニア＞⇒人工石＜ジルコン＞⇒天然宝石ココポイントです・・・と書きました。では、この二つと＜ジルコニウム＞の違いは何かというと、＜ジルコニア&ジルコン＞⇒石

石と金属というあきらかに見た目も、性質も違う物体なんです。

言い換えれば、元素ジルコニウムからできた兄弟？！

科学的な話はいったん置いておいて、ざっくりした例えで言うと、

・水が凍る⇒氷
・水に果汁を加えると⇒ジュース
・水に調味料と具を足して煮る⇒スープ

基本＜水＞なんだけど、加えるものと
条件（熱など）で、ジュースやスープに変化しますよね？

ジルコニウム・ジルコン・ジルコニア

の違いに置き換えると、
鉱石に含まれた＜ジルコニウム＞だけを石から分離させて
作り出したレアメタルが<ジルコニウム＞
地中で天然の熱や圧力で、ジルコニウムの元素が、
他の成分と結びついて出来たのが、

＜ジルコン＞⇒だから天然宝石

ジルコニウムを材料に、人工的に他の成分を結び付けて作られたのが、

＜ジルコニア＞

ジルコニウム・ジルコン・ジルコニア

は、＜ジルコニウム（元素記号Zr）＞を原料に作られた

【3兄弟】？とも言えるかも知れません。

「そういえばジルコニアって歯医者さんでも聞いたことがある」

読んでいて「あれ？＜ジルコニア＞って、どこか別の所で聞いたことがある？？」って思った方、多分、歯科医院か鉄工所！？でのことじゃないでしょうか？
＜ジルコニア＞は硬く、成分を均一に調整して工場でたくさん作る事ができます。そのため、長期間すり減ることが無い人工の歯の材料や、硬い金属を磨く研磨剤としても広く使用されています。人工でも作れるジルコニアならではの、用途の広さが、ジルコニアの活躍の場を広げています。

【結論】結婚指輪に使うのは主に＜ジルコニウム＞

＜ジルコニア＞⇒人工石　＜ジルコン＞⇒天然宝石　＜ジルコニウム＞⇒金属
このように三つの素材について違いをお伝えして来ました。
では【結婚指輪】の分野での使われ方は？というと、
＜ジルコニウム/リングの素材＞ほぼ一択になるかと思います。

＜ジルコニア＞⇒人工石こちらについては、使われることは比較的少ないです。
当店でも、希望があればご対応可能ですが、ジルコニアは使用したことが無いです。
理由は、「やはり一生ものには人工石より天然宝石を」
という、特別なものには人工石よりオンリーワンのイメージがある
天然石を選びたいというブライダルカップルの心理があるように思います。

では＜ジルコン＞⇒天然宝石については？
・美しさ
・カラフルな色のバリエーション
など、魅力ある宝石なのですが、
ルビーやサファイアに比べると、知名度が低めなせいか？
ことブライダルリングに関してですが、
それほど使われることが無く、当店でも在庫はありますが、
やはりほとんど使用した事が無いですね。
ただ、独特の強い輝きが私も大好きな石で、12月の誕生石でもあり、
カラーストーン・エンゲージとしても、マリッジのトッピング・ストーンとしても、
可能性を感じています。

なぜジルコニウムでブライダルリングを作るのか？

＜ジルコニウム＞が結婚指輪の素材として使われるようになったのは、
それほど古くからではありません。
それではなぜジルコニウムでリング作りがされるようになったのでしょう？
その最も大きい理由は、
＜人体への安全性⇒金属アレルギーでもかゆくなりにくい＞からです。

アレルギー対応のリング素材としての＜ジルコニウム＞

この次に詳しく書きますが、

現在、アレルギー対応の結婚指輪の主な素材としては、

１.チタン

２.ジルコニウム

３.ハフニウム

４.タンタル

この四つがメインになると思います。
中でももっとも普及しているのが
１.チタン
で、ネットで調べても商品展開もとても幅広い充実ぶりです。
逆に
３.ハフニウム

４.タンタル
に関しては、そもそも希少性が高い上に加工が難しい素材でもあるため、
取り扱うショップは多くはありません。

ではジルコニウムはどうか？というと・・・
チタンよりもグッと産出量は少なくプレミアム感があるのですが、
ハフニウム
タンタル
ほど極端に産出量が少なくなく、
加工もチタンに近い難易度で、
ブライダルリングのニーズに丁度バランス良く
納まる感じで、
最近のメインストリームは＜ジルコニウム＞
という状況は、まだまだ続きそうです。

【2024最新！ジルコニウム結婚指輪】

それでは、一体どんなデザインやバリエーションがあるのでしょうか？

具体的にみて行きましょう！

｜＜１＞プレーンなジルコニウム結婚指輪

｜シンプルジルコニウム価格一覧表へ

＜2＞モード感あるブラックのジルコニウム結婚指輪

＜3＞ビビットな彩りのジルコニウム結婚指輪

当店のジルコニウム以外のアレルギー対応素材色々について

「金属アレルギーでかゆくなるので結婚指輪をどうしよう？」

というお尋ね、「購入したリングがもしアレルギーが出て着けられなくなったら？」
というご心配からのご相談など、
徐々に増えてきた10数年前、
まずは【チタン】でのご対応を開始し、

続いて【ジルコニウム】でのリング製作の技術開発をはじめました。

その後、

同じく白色系の最も希少性が高いレアメタル＆高い希少性が魅力の・ハフニウム

＜地上でもっとも黒い金属＞王水にも耐える耐久性を持つ

【タンタル】
でも製作が出来るようになり、
｜タンタル指輪　価格一覧表へ

＜チタン＞＜ジルコニウム＞＜タンタル＞＜ハフニウム＞
【ハフニウム】
｜ハフニウム指輪　価格一覧表へ

と4種類のアレルギー対応素材で製作出来るようになりました。

＜まとめ＞

いかがでしょうか？

・ジルコニア~ジルコニウム~ジルコンの違い

に始まり

・ではジルコニウムと結婚指輪の関連性は？

そして

・ジルコニウムで結婚指輪を作る場合

まで、少しづつ具体例を交えながらお伝えしてみました。

注文を受けてから1本づつ丁寧に製作してまいります。

結婚指輪を探す際、「どこで買うか」という悩みもありますよね。
海外の有名ブランド、国内のブランド、そしてブライダルリングの専門店など。希望のブランドが決まっていないなら、ふたりの一生の記念となる物ですからアフターサービスがしっかりとしているお店が安心。メンテナンスやサポートがどうなっているか事前に必ずチェックしましょう。また、スタッフの対応が丁寧で商品の知識がきちんとあるかどうかという点もポイントです。迷った時に質問を聞いたり相談をして適切なアドバイスがもらえるのは心強いですよね。

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